最近、疑問に思うことがあります。
工房への通勤はほぼ毎日同じルート[E:car][E:dash]で来るのですが、その途中に
「毛皮クリーニング」というポスターが貼られていて、見かけた時から
「なんで毛皮なんだろう?」[E:coldsweats02]って思っています。
まあ、どうでも良い話なんですが、「皮」と「革」は同じ読みでも
「米」?と「ごはん」?の様なものでちょっとだけ意味が違います。
簡単に言うと原料を「皮」、製品を「革」と区別されています。[E:good]
※言い回しは思い当たりなので、正確な表記でないかもしれませ。
間違っていたらごめんなさい( ̄Д ̄;;
[E:upwardright]
これは皮です。(写真提供:by Kurimura)
[E:up]
そしてこれが革です。(写真提供:by Kurimura)
[E:upwardright]そしてこれが「革製品・皮製品」です。
(写真提供:by MainLand)
私は革屋なので一応は「革製品」とは言っていますが、一般的には「皮製品」でも
十分通用しますし、英語で「皮製品」、「革製品」のどちらを翻訳しても
「Leather products」にしかならないので私も普段はあまり言い方や書き方に
拘っていないのですが、それでも「毛皮」だけはなぜか?気になってしまいます。
※補足・・「皮」だけだと英語では「Skin」、「革」は「Leather」です。
玄人的には「毛皮」じゃなく「毛革」じゃないの?と思うのですが、もしかすると
「毛皮」は革よりも「毛」のほうがメインだからそう呼ぶのかもしれない?などと
、たわいもないことを毎朝考えてしまうのです。
※普段は工房にくると忘れてしまうのですが今日はたまたま思い出したので
書いてみました。
あともう1つ要らない雑学ですが、「毛皮」も生革の状態だと腐ってしまうので
製品にするために「なめし※英語ではタンニング」という防腐加工を施すのですが、
毛皮は「タンニング」とは言わずなぜか「ドレッシング」と言う様です。
なんで?・・・
※ホントに要らぬ雑学です・・・[E:coldsweats01]
[E:up]
これはMainLandが採用している革の
「なめし」の様子(実写)です。
(写真提供:これもby Kurimura)
うちでレザーウォレットやレザーベルトに使っている革は
「フルベジタブルタンニンレザー」と表記してますが、要は
「100%植物だけのタンニン(渋)でなめされた革」ということなのです。[E:scissors]