10年近く使っている自前のメディスンバックですがさすがに痛みが激しく修理することにしました。
※このバックはJUNバックの原形で2個作ったうちの1個です。
縫製に使っている糸は今と違って麻糸なので所々糸切れしていると云うよりはほぼ崩壊寸前です。汗。
「これくらいだったら部分補修でもよいのですが・・・」
「ここから良く愛用のZIPPOが顔を?覗かせています・・・」
「・・・・」
麻糸は天然素材で蜜ロウやビーズワックスで糸をロウ引きして使用するのですが(※こうやって聞くとかっこ良い気もしますが・・・)ロウが切れてしまうと糸の強度も落ちて風化?してしまいます。
やれた感じとか風合いは私も嫌いではありませんので、趣味でやっていた頃は麻糸も使っていましたが10年でこんな風になってしまうとせっかくの革製品も台無しです。麻糸を使っている革製品はこうなる前に縫製部分の定期的なメンテは必要(費用も掛かるので)になるので購入する前にSHOPさんに聞くと良いでしょう。
※もし聞いて「これが味です!」なんて言うところは・・・多分無いとは思いますが、ちゃんとした職人さんが作ったものは当然メンテナンスもしてくれるはずなので購入時の参考にしてください。
このJUNバックもこれまで糸切れしたところは部分的にシニュー糸でリペア(補修)はしていたのですが、今回は10年経っているということもありますので麻糸(リペアしたところも全て)をいったん全部取って、リフレッシュメンテを施しシニュー糸で再縫製する予定にします。
おわり。
By Kurimura[E:r-mark]