今日はブラックカラーのメンテ方法です。
基本的にはナチュラルカラーと同じなんですが
黒や茶色の革は色落ちとかがありますのでそれなりに手入れをしないと
メンテナンスはナチュラルよりも少し手間が掛ります。
今回のサンプルは、お客様の依頼で表面の傷も出来だけ
目立たせない様にと言うご希望でしたのでさっそくやってみましょう。
その前に・・・
今回はうちのリフレッシュメンテナンスと言うメンテメニューに沿っていきます。
まずは、ほこりや表面の汚れ、古くなった油脂などを
馬毛ブラシやきれいなウエスなどを使ってきれいにしていきます。
こんな感じです。
(クリーナー等は失敗する方も多いので、DIYの場合はきつく絞ったタオルなどで
水拭きしてあげるだけでも良いと思います。)
※ふき傷をつけたり、水でビショビショにしないように!
日蔭の風通しの良いところで一昼夜ほど乾かしてから
油脂補給用のWAXと靴墨を半々くらいを手にとって
混ぜ合わせます。
※ひと肌の温度でWAXが溶けて混ぜやすくなります。
(肌が弱い方は肌荒れしてしまうので別の方法を考えてね!)
混ぜ合わせたら全体に薄く塗っていき、革に馴染ませる為に
ブラッシングをしていきます。
そうすると・・・
こんな感じになります。
ここでまた一昼夜ほど置いてから・・・
お好みのツヤになるまでウエスで磨き上げていきます。
結構重労働なので気長にいきましょう!
磨くとウエスに染料が付いてきますが理想はつかなくなるまでです。
その苦労の甲斐があって傷も殆ど目立たなくなって
出来上がりはこんなにきれいになりました。
面倒な方は有料サービスになりますがリフレッシュメンテナンスサービスを
やっていますのでお問合せください。
では。
By.Kurimura