知り合い(スタッフのお父さん)から以前頼まれていた修理にやっと手をつけることが出来ました。
いつでも良いからとは言っていたもののそろそろ手をつけないと・・・と、思いつつ時間ばかりが過ぎてしまったのでさっそく始めることにしました。
うちは革製品の工房ですが、「皮革」とつくものは何でも作れるし直せる訳でもなく今回はある意味特別仕様かもしれません。
早速今回の依頼品はこちらです[E:down]
磯釣り[E:fish]のときにお尻に装着するパットでかなり年期が入った代物です。
破損個所[E:down]
あらら・・・[E:eye]
参ったなぁ[E:up]
ずっと大切使っている様で所々自分で直した形跡もあり、何とかしてやらないと思い引き受けてみたものの改めて見るとかなりの重傷です(^-^;
まずは、手始めにバラシですがミシン縫いなので慎重に事を運ばせないと始末が悪いので
最小限で行います。
※革製品のミシン縫いは特に修理が大変です。費用も・・・(´Д⊂グスン
バラシが終わり破損個所に補強を施しますが、今回はぜいたくにも最高級コードバン[E:sign01]を使うことにしました。(ここが所さん的[E:scissors])
全然見えなくなる所でもったいない気もしますが、今回はお尻にあたる部分であまり段差も付けたくなかったので同じ厚みの牛革よりも強度や耐久性があるコードバンの出番となりました。
※裏方にまわっても存在感があるコードバン君[E:coldsweats01]
補強を施して断絶部分、センター部分のステッチを手縫いで再縫製していきます。
内側の穴が開いたナイロンキャンバス地も同様に革をあてがい補修します。
出来上がりは[E:down]
ビフォアーアフター状態です( ̄ー ̄)ニヤリ[E:scissors]
何でもそうですが、維持していくにはそれなりに色々と掛りますが革製品は特に長く使えば愛着が湧くものです。
この尻あても朽ち果てるまで大事にされることでしょう[E:smile]
追伸・・・
ブログのデザインもリニューアルしました。
まだ手直しはありますが(^-^;
by Kurimura