今日はエイ革(マンタ)について小話しようと思います。
メンランドでもエイ革(スティングレー)を使った革財布(レザーウォレット)やショルダーバックを作ってますが、エイ革(マンタ)の特徴として革表面がビーズを散りばめたかのような見た目と独特の質感にあります。
ご存知のようにエイ革(マンタ)はあの魚のエイ(日本で見かけるエイとは種類が違うみたいです。)をなめして革にしたもので、表面のビーズのように見える粒(リン酸カルシウム※私達の骨や歯を作る主成分と同じです。)は見た目の美しさとは違いとても硬い素材なのです。※この辺の表現が難しいのですが粒自体は硬いけど全体としては柔らかいのです。
日本でも古くから(1200年以上前)刀などの柄の装飾などにも使われているそうですし外国では18世紀頃からあったそうです。
茶器や茶碗が好きな方は梅香皮・梅華皮(かいらぎ)って聞いたことがあると思いますけど、鮫革のことだったみたいです。
※梅香皮・梅華皮(かいらぎ)とは・・茶器や茶碗の表面が釉薬(うわくすり)の縮れで荒れたものをさす名称。
私の記憶違いだったらすいませんが、料理屋さんでよく本わさびをおろすやつも鮫革を使っているっていいますがあれも使ってたような気がしますので機会があれば見てみてください。(間違ってたらゴメンナサイ。)
エイ革自体は非常に丈夫ですし、通常の使用の範囲では特に手入れも必要ないので(空拭き位で十分)取り扱いも比較的楽で長くご愛用するに適しているのも魅力の一つで私も好きな革です。
ただ、丈夫な革だけに作り手は泣かされますが・・・(苦笑)
ハンドメイド革製品【メンランド】
エイ革(スティングレー)ウォレット(革財布)/エイ革ショルダーバック